ホーム 健康になる過ごし方 頑張り屋さんのママほど陥る「添加物疲れ」。食のプロが実践する、実は適当でいいポイントとは?

2025.11.25

頑張り屋さんのママほど陥る「添加物疲れ」。食のプロが実践する、実は適当でいいポイントとは?

本記事の概要

  • 添加物を気にして買い物が苦痛になっている人への「処方箋」
  • 食のプロも実践している、無理なく続く「添加物との付き合い方」
  • スーパーで裏面を見る時に、チェックすべき「たった一つの場所」
  • 全部は避けなくていい。「これだけは」という優先順位の付け方

「子供には安全なものを食べさせたい」
「でも、無添加のものばかり選ぶと食費も上がるし、売っていないことも多い…」

スーパーの陳列棚の前で、商品の裏面とにらめっこしながら、ふと溜め息をついてしまったことはありませんか?家族の健康を思うからこそ陥ってしまう「添加物疲れ」。 実は、食の知識が豊富なプロほど、すべての添加物を排除しているわけではないんです。

大切なのは「100点を目指さないこと」。 今日は、頑張り屋さんのあなたが、もっと気楽に、でもしっかりと家族の健康を守れるようになる「ゆるやかな選択の基準」をお話しします。

真面目な人ほど苦しくなる。「完璧」を目指さなくていい理由

テレビやネットで「あれは危険」「これも避けるべき」という情報を見ると、真面目なママほど「全部避けなきゃ」と思ってしまいがちです。

でも、今の日本のスーパーで「完全無添加」の生活をするのは、正直なところ至難の業。時間もお金もかかり、何より「あれもダメ、これもダメ」というストレスが、食卓の空気を重くしてしまいます。

「心の健康」も食卓の大切な栄養素。ママが笑顔で「美味しいね」と言えることが、何よりのスパイスです。

プロも実践!これだけでOKな「ゆる基準」3つのルール

全てを避けるのは無理でも、ポイントを絞れば「体への負担」はぐっと減らせます。 食のプロが実践している、力の抜きどころと締めどころをご紹介します。

ルール1:まずは「調味料」だけ本物に変える

毎日使う「さしすせそ(砂糖・塩・酢・醤油・味噌)」。 加工食品やお菓子を気にする前に、まずはここだけ見直してみませんか?

調味料は毎日必ず体に入るもの。ここをきちんとした素材で作られたもの(昔ながらの製法で作られたもの)に変えるだけで、ベースの食生活は一気に底上げされます。

本物の調味料は旨味が強いため、出汁や化学調味料を足さなくても味が決まりやすくなります。結果的に「時短」にもつながりますよ。

ルール2:裏面の「スラッシュ」の後ろだけ見る

成分表示を見る時、難しいカタカナを全部読む必要はありません。 見るべきなのは、原材料名の途中にある「/(スラッシュ)」、または「原材料名」と「添加物」の間に改行があるかどうかです。

法律により、添加物は「/(スラッシュ)」の後ろにまとめて書くルールがあります。

スラッシュの前にあるのは「食品(食材)」、後ろにあるのが「添加物」です。 「スラッシュの後ろが長すぎないか?」 まずは、そのくらいの感覚で眺めるだけで十分です。

ルール3:「毎日食べるもの」と「たまの楽しみ」を分ける

ハムやソーセージ、練り物など、食卓への登場回数が多い「日配品(にっぱいいひん)」は少しこだわって選ぶ。 一方で、週末に家族で楽しむスナック菓子や外食は、細かいことを気にせず思いっきり楽しむ。

このメリハリが、長く続けるコツです。

体には「排出する力」もあります。たまの毒は、笑顔で美味しく出してしまえばいいのです。

迷ったらこれだけ避ける!覚えておきたいワースト成分表

「ゆるく」と言われても、やっぱり具体的な基準が欲しい。 そんな方のために、「これが入っていたら、そっと棚に戻す」という優先順位の高い成分をまとめました。

これだけ頭の片隅に入れておけば、迷う時間は激減します。

避けるべき成分よく使われている食品なぜ避ける?(ゆる解説)
人工甘味料
(アスパルテーム、スクラロースなど)
カロリーオフ飲料、ガム、ダイエット食品脳が「甘い」と誤解して中毒になりやすく、味覚を鈍らせる可能性があります。
合成着色料
(赤色〇号、青色〇号など)
お菓子、漬物、清涼飲料水石油由来のものが多く、海外では子供への影響を懸念して使用禁止の国も。見た目だけのためにリスクを負う必要はありません。
発色剤
(亜硝酸ナトリウム)
ハム、ソーセージ、ベーコンお肉の色を鮮やかなピンクに保つためのもの。便利ですが、できるだけ「無塩せき(発色剤不使用)」を選びたいところ。
保存料
(ソルビン酸Kなど)
コンビニ弁当、練り物、ワイン細菌の増殖を抑えますが、同時に腸内細菌(善玉菌)にも影響を与えると言われています。

完璧じゃなくていい。「60点」の食卓が、未来の体を作る

「今日は疲れたから、お惣菜にしちゃった」 そんな日があっても、自分を責めないでください。

そのお惣菜を選ぶ時に、「あ、これは色が不自然だな」「こっちは原材料がシンプルだな」と一瞬考えることができたなら、それはもう立派な「自然派ライフ」の実践です。

知識は、あなたを縛る鎖ではなく、あなたを守る盾のようなもの。 無理なく、心地よく、できる範囲で。 今日の小さな選択の積み重ねが、10年後の家族の健康を作っていきます。

このブログでは、忙しい毎日の中でも実践できる、八王子・多摩エリアの健康的な暮らしのヒントを引き続き発信していきます。

完璧なスーパーウーマンじゃなくていい。 あなたらしいペースで、自然と調和した心地よい暮らしを一緒に見つけていきましょう。

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