本記事の概要
- 冷凍野菜「5種類」だけで平日5日間の献立が組める
- 月曜〜金曜の「メイン+副菜+汁物」を曜日別にご紹介
- すべてのレシピが15分以内・凍ったまま調理OK
- 週末にまとめて買える「買い物リスト」つき
- 炒め物だけじゃない、煮物・蒸し物・スープまでカバー
「今日のごはん、何にしよう」その時間、実はいちばん疲れませんか

仕事を終えて、保育園にお迎えに行って、スーパーに寄って。帰宅した瞬間にはもうヘトヘトなのに、「さて、何を作ろう」とゼロから考えなきゃいけない。
献立を考える時間は、実は料理そのものよりもエネルギーを使う作業だったりします。
冷蔵庫を開けて、あるものを確認して、頭の中でメニューを組み立てて、足りないものを思い出して……。そのプロセスが毎日続くと、「料理が嫌い」なんじゃなくて、「考えるのに疲れた」だけだった、ということも少なくありません。
疲れの正体は、料理じゃなくて「決めること」かもしれない。
この記事では、そんな毎日の「考える負担」をゼロにするために、冷凍野菜だけで作れる月〜金の5日分の献立をまるごとお届けします。
メイン・副菜・汁物の3品をセットで、すべて15分以内に完成するレシピだけで構成しました。週末に冷凍野菜を買っておけば、平日はもう「今日どうしよう」と悩まなくて大丈夫です。
使うのはこの5種類だけ。週末にまとめ買いリスト

今回の5日間献立で使う冷凍野菜は、どれもスーパーの冷凍食品コーナーで手に入るものばかり。特別なものは何もありません。
| No. | 冷凍野菜 | 目安量(1週間分) | 選んだ理由 |
|---|---|---|---|
| 1 | 冷凍ほうれん草 | 1袋(200〜300g) | 和洋中どんな味つけにも合う万能選手 |
| 2 | 冷凍ブロッコリー | 1袋(250〜300g) | 彩り・栄養価・食べごたえの三拍子 |
| 3 | 冷凍揚げなす | 1袋(300g) | すでに油で揚げてあるからコク出しに最適 |
| 4 | 冷凍かぼちゃ | 1袋(300〜350g) | 甘みがあって子どもも食べやすい |
| 5 | 冷凍和風野菜ミックス | 1袋(300〜400g) | さといも・にんじん・れんこん等がまとめて入っている |
5種類すべて合わせても1,000〜1,500円程度。生野菜をあれこれ買いそろえるよりも、コストが安定しやすいのも冷凍野菜のうれしいポイントです。
この5種類以外に、卵・豆腐・鶏むね肉(または豚こま肉)・ツナ缶・ちくわなど、手頃なたんぱく質食材を組み合わせます。こちらも特別なものはないので、いつものお買い物のついでにどうぞ。
月曜日〜金曜日、5日間の献立とレシピ

ここからは、曜日ごとに「メイン・副菜・汁物」の3品をセットでご紹介していきます。
すべてのレシピに共通するルールは3つだけ。
| ルール | 内容 |
|---|---|
| 凍ったまま調理 | 解凍の手間なし。フライパンや鍋にそのまま投入 |
| 加熱は短めに | 冷凍野菜はブランチング済み。生野菜の2〜3割の加熱時間でOK |
| 汁ごといただく | スープや味噌汁なら、溶け出した栄養素もまるごと摂れる |
この3つのルールは、冷凍野菜をおいしく使うための基本原則です。詳しく知りたい方は「野菜高騰でも食費を抑える。冷凍野菜『5つのメリット』と使いこなしのコツ」の記事もあわせてどうぞ。
月曜日:週のはじめは"がんばらない"がテーマ
週明けの月曜は、いちばん体力を温存したい日。手を動かす時間を最小限にできるメニューからスタートします。
メイン:鶏むね肉と冷凍ブロッコリーの中華風蒸し焼き(約12分)
耐熱皿にひと口大に切った鶏むね肉を並べ、酒・塩を軽くふります。その上に凍ったままの冷凍ブロッコリーをのせて、ふんわりラップをかけ、電子レンジ600Wで5〜6分加熱。仕上げにごま油と鶏ガラスープの素を混ぜたたれをかけるだけ。フライパンすら使わない、洗い物ミニマムの一品です。
※火の通り加減を確認しながら加熱時間を調整してください。
副菜:冷凍ほうれん草のおひたし(約3分)
冷凍ほうれん草を耐熱容器に入れ、電子レンジ600Wで1分半〜2分加熱。水気をしぼって、めんつゆ(2倍濃縮を小さじ2程度)をかけ、かつお節をのせたら完成。
汁物:冷凍かぼちゃの味噌汁(約8分)
鍋に水とだしパックを入れて火にかけ、沸いたら凍ったままの冷凍かぼちゃを3〜4切れ入れます。かぼちゃがやわらかくなったら(3〜4分)味噌を溶き入れるだけ。かぼちゃの甘みが出汁に溶けて、ほっとする味に仕上がります。
月曜は「レンジとお鍋だけ」。フライパンは明日から。
火曜日:ちょっとだけ"ごはんが進む"味にしたい日
火曜は少しリズムが戻ってくる頃。ごはんに合う、しっかりめの味つけで。
メイン:豚こま肉と冷凍揚げなすの味噌炒め(約10分)
フライパンに油を熱し、豚こま肉を炒めます。色が変わったら凍ったままの冷凍揚げなすを加え、2〜3分炒め合わせます。味噌・みりん・砂糖を各大さじ1ずつ混ぜたたれを回しかけ、全体にからめたら完成。揚げなすが油を含んでいるのでコクが出て、味噌との相性が抜群です。
副菜:冷凍ブロッコリーのおかかマヨ和え(約5分)
冷凍ブロッコリーを耐熱容器に入れ、水大さじ1を加えてラップをし、電子レンジ600Wで2分半〜3分加熱。水気を切り、マヨネーズ大さじ1とかつお節をひとつかみ加えて和えるだけ。お弁当にもそのまま入れられます。
汁物:冷凍ほうれん草と卵のスープ(約7分)
鍋に水400mlと鶏ガラスープの素小さじ1を入れて沸かし、凍ったままの冷凍ほうれん草をひとつかみ加えます。再び沸いたら溶き卵をまわし入れ、塩こしょうで味をととのえて完成。
水曜日:週の折り返し、"やさしい味"でひと息つく
水曜は一週間のちょうど真ん中。煮物のやさしい味わいで、ちょっとだけ気持ちをゆるめる日に。
メイン:冷凍和風野菜ミックスと鶏肉の白だし煮(約15分)
鍋に水300mlと白だし大さじ2を入れて火にかけ、沸いたらひと口大に切った鶏むね肉(または鶏もも肉)と凍ったままの冷凍和風野菜ミックスを入れます。ふたをして弱〜中火で10分ほどコトコト煮るだけ。さといもやにんじん、れんこんに出汁がしみて、まるで手間をかけた煮物のような仕上がりに。
副菜:冷凍かぼちゃのバター蒸し(約5分)
耐熱容器に冷凍かぼちゃを3〜4切れ並べ、バター(またはマーガリン)をひとかけのせて、ふんわりラップ。電子レンジ600Wで3分加熱するだけで、ほくほく甘い一品が完成します。お好みで塩をほんのひとふり。子どものおやつにもなります。
汁物:冷凍揚げなすの味噌汁(約8分)
鍋にだし汁を沸かし、凍ったままの冷凍揚げなすを3〜4個入れます。2〜3分煮たら味噌を溶き入れて完成。揚げなすから出る油のコクで、いつもの味噌汁がワンランクおいしくなります。刻みネギをちらすと彩りもアップ。
水曜の煮物は、がんばった自分への「おつかれさま」。
木曜日:あと一日を乗り切る、元気の出る味
木曜になると疲れもピーク。にんにくやごま油の香りで、もうひと踏ん張りの活力を。
メイン:冷凍ブロッコリーとツナのペペロンチーノ風炒め(約10分)
フライパンにオリーブオイルとにんにく(チューブでOK)を入れて弱火で香りを出し、凍ったままの冷凍ブロッコリーを加えて中火で2〜3分炒めます。ツナ缶(油ごと)を加え、塩と鷹の爪(お好みで)で味つけしたら完成。パスタの副菜にもなるし、これだけでメインにもなる頼れるやつです。
副菜:冷凍揚げなすのめんつゆ煮びたし(約5分)
耐熱容器に凍ったままの冷凍揚げなすを並べ、めんつゆ(2倍濃縮を大さじ2)と水大さじ2、おろししょうがをひとかけ加えて、ラップをして電子レンジ600Wで3分加熱。そのまま2〜3分置いて味をなじませます。作り置きにもなるので、多めに作ってもOK。
汁物:冷凍和風野菜ミックスのけんちん汁風(約10分)
鍋にごま油を熱し、凍ったままの冷凍和風野菜ミックスをざっと炒めます。水400mlとだしパックを加えて5〜6分煮て、醤油小さじ2と塩少々で味をととのえたら完成。ごま油の香ばしさが根菜の甘みを引き立てて、身体があたたまる汁物になります。
金曜日:"お疲れさまの金曜日"は、パパッと完了
金曜の夜は「早く食べて、ゆっくりしたい」。調理工程がいちばん少ないメニューで、最速で食卓を完成させましょう。
メイン:冷凍かぼちゃと豚こまのカレー風味炒め(約10分)
冷凍かぼちゃを電子レンジ600Wで2分ほど加熱して半解凍にしておきます。フライパンに油を熱して豚こま肉を炒め、半解凍のかぼちゃを加えてさらに2〜3分。カレー粉小さじ1・醤油小さじ1・みりん小さじ1で味つけすれば完成。カレーの香りが食欲をそそる、金曜にぴったりの一品です。
副菜:冷凍ほうれん草とちくわのごま和え(約5分)
冷凍ほうれん草を電子レンジ600Wで1分半加熱し、水気をしぼります。薄切りにしたちくわと合わせて、すりごま大さじ1・砂糖小さじ1・醤油小さじ1で和えるだけ。ちくわのうまみが加わるので、子どもにも食べやすい味になります。
汁物:冷凍ブロッコリーとかき玉の中華スープ(約7分)
鍋に水400mlと鶏ガラスープの素小さじ1を入れて沸かし、凍ったままの冷凍ブロッコリーを4〜5房入れます。2分ほど煮たら、溶き卵をまわし入れて、ごま油を数滴たらせば完成。月曜のほうれん草スープとは違う食感で、一週間の最後を締めくくります。
金曜は最速で終わらせて、自分の時間を取り戻す日。
5日間の献立を一覧にまとめると

| 曜日 | テーマ | メイン | 副菜 | 汁物 |
|---|---|---|---|---|
| 月 | がんばらない | 鶏むね肉と冷凍ブロッコリーの中華風蒸し焼き | 冷凍ほうれん草のおひたし | 冷凍かぼちゃの味噌汁 |
| 火 | ごはんが進む | 豚こまと冷凍揚げなすの味噌炒め | 冷凍ブロッコリーのおかかマヨ和え | 冷凍ほうれん草と卵のスープ |
| 水 | やさしい味 | 和風野菜ミックスと鶏肉の白だし煮 | 冷凍かぼちゃのバター蒸し | 冷凍揚げなすの味噌汁 |
| 木 | 元気が出る | 冷凍ブロッコリーとツナのペペロンチーノ風 | 冷凍揚げなすのめんつゆ煮びたし | 和風野菜ミックスのけんちん汁風 |
| 金 | 最速で終了 | 冷凍かぼちゃと豚こまのカレー風味炒め | 冷凍ほうれん草とちくわのごま和え | 冷凍ブロッコリーとかき玉の中華スープ |
5種類の冷凍野菜が、曜日ごとに「メイン→副菜→汁物」とポジションを変えながら登場するので、同じ素材でも飽きにくい構成になっています。
「完璧な献立」じゃなくて、「続けられる献立」がいい

この献立は、あくまで「ひとつの型」です。
月曜と木曜を入れ替えてもいいし、副菜だけ別のものにアレンジしてもいい。「冷凍揚げなすが好きだから火曜のメインを2回やろう」でも全然OK。
大切なのは、「毎日ゼロから考える」をやめること。献立の「型」がひとつあるだけで、平日の夕飯づくりは驚くほどラクになります。
全部を完璧にこなす必要はありません。「今日は副菜だけ省略しよう」「汁物はインスタントにしよう」。そんな日があっても、ちゃんと食卓は回っていきます。
冷凍野菜を使うことを「手抜き」だと感じる必要はどこにもありません。限られた時間とお金の中で、家族の食卓を整える工夫。それは「手抜き」じゃなくて「段取り上手」です。
がんばりすぎない献立が、いちばん長く続く献立。
最後に:冷凍庫に「5種類」あるだけで、平日はもっとやさしくなる

野菜が高い。時間がない。献立が思いつかない。
そんな三重苦のような平日でも、冷凍庫に5種類の冷凍野菜があるだけで、「今日のごはん、どうしよう」のプレッシャーからふっと解放されます。
もし週末にスーパーへ行く予定があれば、冷凍食品コーナーでこの5種類を手に取ってみてください。月曜の夕方、帰宅して冷凍庫を開けたとき、きっと「あ、もう決まってるんだった」と思えるはずです。
自然派ライフでは、「がんばりすぎない暮らし」のヒントを、これからもお届けしていきます。毎日の食卓が、少しでもラクに、少しでもやさしくなるような「ちょっといい選択肢」を、一緒に見つけていけたらうれしいです。